讃岐うどんの知識はマスト
香川県の魅力といえばやっぱりコレです
香川県のご当地グルメといえば、なんといっても讃岐うどんですよね。香川県についてほとんど知らないような人でも、「香川県=うどん」のイメージは持っているかも知れません。これから香川県で求人を探すなら、基礎中の基礎としてうどんについての知識を頭に入れておきましょう。
なぜ香川県でうどんなのか
それにしても、どうして「香川県=うどん」といわれるほどにうどんが香川県に定着したのでしょうか。その理由を知るヒントは、今からおよそ1200年も前の時代にあるんです。延歴804年、唐の国へと渡った弘法大師空海が、小麦もしくは小麦でできた団子状のお菓子を持ち帰ったといわれています。昔のうどんは今のような長い太麺の形ではなくて、団子をつぶして伸ばしたような形をしていたようです。今のような形状の麺になったのは、わずか300年ほど前だったと考えられています。
うどんが香川県に定着できたのは、香川県が小麦作りに適した土地と気候であったことも大きかったようです。「良い土」と「温暖な気候」と「降水量の少なさ」の3要素は、良質な小麦作りに欠かせない条件です。降水量が少ないと水田が作れないので、米作りがなかなかうまくいきません。降水量が少ない香川県では、米よりも作りやすい麦にシフトする人が徐々に増えていきました。香川県で小麦作りが盛んになると、米の代わりとして重宝される食材になりました。小麦農家がうどんを作るようになって、そのレシピが代々受け継がれたことも香川県にうどんが定着した理由のひとつです。うどんをおいしく食べるために欠かせない「塩」や「醤油」、「だし」の原料が全部近くでとれたのも、うどんの定着に大きく影響したようですね。
「讃岐うどん」には5つの基準がある
讃岐うどんが食べたいと思えばすぐに手に入ります。スーパーに行けば売っていますし、インターネットで注文することもできますよね。讃岐うどんと名乗れるうどんは、実は定められた基準をすべてクリアしているうどんなんです。クリアすべき基準は全部で5つあります。まずは、「香川県内で製造されたもの」です。次に、「加水量が40%以上のもの」と「加塩量が3%以上のもの」です。残りの2つが、「2時間以上熟成させたもの」と「ゆで時間が15分以上のもの」です。ちなみに、讃岐うどん独特のあのコシは、足踏みで生地をこねる製法によって生み出されるものです。
香川県にうどんが定着していった歴史について知ると、讃岐うどんが今のような人気のご当地グルメになっていった理由がわかります。香川県に移住したら、おいしい本場の讃岐うどんを思う存分味わってみてくださいね。